カレン( ・∀・)ダー!

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コレはリア友・メイポ名 草柳翼 が書いた自作小説です。
続きを読むからどうぞ。

プロローグから読まないと話がわかりませんのでご注意。

プロローグはこちら

第一章はこちら

登場人物の名前が難しいので一覧(主要人物?草柳に聞いてくれ・・・・)

草柳絵院(くさやなぎ えいん)
桜菜々美(さくら ななみ)
暁 悠斗(あかつき ゆうと)
立道鷹雪(りつどう たかゆき)
高坂燈真(たかさか とうま)
夕薙千鶴(ゆうなぎ ちづる)

榊原郁人(さかきばら いくと)

薔薇坂総一郎(ばらさか そういちろう)
青森  大作(あおもり だいさく)
深川  撫子(ふかがわ なでしこ)
松田  大貴(まつだ だいき)
鳳仙  風花(ほうせん ふうか)
清水  蓮次(しみず れんじ)
柳田  満雄(やなぎだ みつお)
森下  条 (もりした じょう)


 四月七日(月)それは入学式も終わり、本格的に学校が始まる日であった。(入学式の次の日からいきなり六時間と言うのはかなりキツイのだが……)

 (自称)世界一面倒なことに巻き込まれたくない男として学校生活を送ろうとしていたが、このクラスのメンバーでこのように生きていくのはサハラ砂漠に落ちた針を探すくらいに困難な事なので、もう諦めることにした。

「さて、そろそろ起きるか。朝飯と弁当を作らないといけないしな」

弁当のおかずを考えながら一階の台所に向かうのであった。(現在の時刻七時五分)

「とりあえず、朝飯の鮭を焼きつつ、弁当に入れる肉巻きを作るか……」

肉に野菜を巻きながら、ふと思った。それは弁当に入れる肉巻きの数である。普通だったら二、三本でいいのだが、あのクラス(中学の奴沢山、その中に危険レベルSSS以上のイニシャルR・Tも居るし……)の中でこの数では最悪俺の昼飯が無くなる可能性はほぼ百パーセントと言っても過言ではない。 

 中学の奴ら(悠斗、鷹雪、千鶴、)と燈真が各一本ずつ食べる仮定して七本か? いや違う。鷹雪が一本で済む訳は無い。ここは八本か? いや、鷹雪以外が食べない場合も考えられるから五、六本でも良いのかも……ん? 待てよ。なんでこんな事を真剣に考えているんだ?(しかも食べられること前提で……)このままではらちがあかない。ここは世の中でラッキーな数字と呼ばれる七本にするのが得策だ。寧ろこれ以外は考えられない!!

 そんな事を考えているうちに鮭が焼けてしまった……(予定では鮭が焼き終わると同時くらいに弁当完成。そのまま朝飯だったのに……)仕方が無いから朝飯を食べてから肉巻きを焼くか……

 そういう訳で俺は朝飯(メニューは焼鮭、味噌汁、納豆、白飯)を食べ、肉巻きを焼いたのであった。

 ピンポーン~。弁当におかずをつめ終わったと同時にチャイムが鳴った。多分悠斗と千鶴だろう。
「絵院~、一緒に学校行こう!!」
「今日は起きていたか。絵院」

予想どおり悠斗と千鶴だった。
「悪い、ちょっと待っててくれ」

そういえば、俺まだ制服に着替えてなかったな……
「待たせたな。悠斗、千鶴おはよう」
「絵院おはよー。女の子を待たせるのは良くないよ?」
「おはよう。中学の時と比べれば、まだ早いけどな」

悠斗。俺だって成長するさ(入学式の時は寝坊したけど……)

「とりあえず、鷹雪の家まで行くか」

と言う訳で俺たちは喋りながら鷹雪の家に向かった。

 鷹雪の家の前に着くと外でもう鷹雪は待っていた。
「あれぇ? 絵院遅かったじゃないか。じゃぁ今日の絵院の弁当は全部俺がもらうね」

相変わらず朝からこんなことを言い出す鷹雪。
「全部はやらんぞ……」

せっかく食われる分を計算して作ってきたからな。コイツ1人に全部食われてたまるか!!
「絵院、鷹雪~、早く行こうよぉ」
「ごめーん、絵院がなかなか弁当を俺にくれないから」
「馬鹿言うな。俺が腹減るだろ!!」

本当に七本でよかったのか、少し心配……

「そういえばみんな、自己紹介書いた?」

五分ほど走ると立ち止まって千鶴が言った。
「書いたよぉ」
「書いたぞ」

と答える悠斗&鷹雪(悠斗は普通だが、まさか鷹雪が書いているとは……)
「絵院は?」
「勿論、書いたさ」

金・土曜日に空いた時間を使って書いたしな。(本当に1人暮らしは大変だ……)

「もちろん文字びっしりと書いてあるよね? 絵院の事だし」
「そんなに書けるか!! 寧ろびっしりと書いてある自己紹介を読みたいと思うか?」
「それもそうだね~」
こんな感じに会話(一応言っておくが、このような会話ばかりではないぞ。殆ど話しかけてく
るのは鷹雪だが……)しているうちに学校に着いたのである。
 
駐輪場には燈真がいた。周りにはあっちの学校の友達らしき二人もいた。
「おっ、みんなおはよう」

俺たちに気づいたのか挨拶してきた。
「ああ、おはよう。燈真」
「おはよう」
「お早うございます!」
「おはよー。燈真」
一斉の挨拶を仕返す俺たち

「へぇ、こいつらが燈真の元中学の奴らねぇ……」
髪の毛を茶色に染めた(まぁ学校の規則では禁止ではあるが……)長髪の男がこういった。

「な、なぁ、あの子可愛くないか?」
もう1人の眼鏡を掛けた狐顔の男も言った。勿論対象は千鶴。

「お? ほんとだ!! でも男連中はどれも微妙だな……」
微妙で悪かったな、と心の中で呟いた

「お前ら……すこし言い過ぎじゃないか?」
まぁ確かに聞いていて気分のいい事ではなかったな。

「別にオレは自分が感じたことをはっきりと言っただけだけど……」
「と、特に深い意味は無いからね!! さっきの言葉」
なるほどな……大体は理解できた。どうも俺はこいつ等と仲良くやっていける気はしないと。
(それに、鷹雪、凄くたるそう 悠斗、お空を見ている 千鶴、ちょっと涙ぐんでる……)

「悪い、俺はそろそろ教室に向かわせてもらうわ」
まぁ正しくは俺もここにいたくないだけどな……
「あ、私も行く~」
「そうだな、俺も行くか」
「ここに居てもつまらないし。行くかぁ」
と言って着いてきた中学の奴ら。……鷹雪少しストレート過ぎないか?(後ろから「なんだよ!! あの中ではカッコいいからって調子に乗りやがって」、「眼鏡キャラのくせに生意気だよね~」とか聞こえてきた気がするが、この際、気にはしない。けど俺は好きで眼鏡を掛けている訳では無い。それにお前も眼鏡掛けているだろうが!! と心の中で叫んだ)

「燈真には悪いけど、私あの人たちちょっと苦手かも……」
教室に着くなり(着いたのは八時二十五分)俺の机の周りに集った中学の方々

「本当だよねぇ。東京湾でお魚さんとお友達にさせてあげたいくらだよ……」
また朝から危ない発言を……鷹雪お前なら本当にやりそうだから怖い。

「確かに俺もな」
余り評価は良くないようだな。まぁそうだろうな……

「でさ、絵院はあの人たちどう思う?」
千鶴が俺を真剣に見つめて言った。

「あまりいい奴には見えなかったかな? 俺の考えとしてはな」
燈真は明るくて、いい奴だし、誰とでも仲良くしようとする奴だから、まぁ――

「ごめん。あいつ等がひどいこと言っちまって……ほんと済まない!!」
燈真は教室に入るとすぐに俺の机の前に来て言った

「別に俺は気にしてないが……」
正直燈真は何も悪くないんだけどな……

「俺も気にしてはいない」
「別に燈真が謝ることじゃないよぉ」
「私はもう気にしてないから、燈真も気にしないで」
こいつらも別に気にして無いっぽいし、この件はもう大丈夫そうだな。

「でもさぁ――」

「はぁ、はぁ、何とか間に合いました……」
額に汗をかき、息を切らしながら桜さんが教室に入ってきた(ただ今の時刻八時三十八分。ついでに四十分までには教室に入らないと遅刻に……)

「菜々美ちゃんおはよー。どうしたの? そんなに急いで」
「あ、あの電車が予定より来る時間が遅くて……間に合わないと思ったのですが、なんとか間に合ってよかったです」
それは本当に不幸だったな……でも間に合ってよかった。

「あ、皆さんおはよう御座います」
頭を下げて挨拶をする桜さん。本当に礼儀正しい人だよな。

「おはよう。菜々美さん」
「菜々美さん、おはよ-。絵院が俺に弁当くれないんだぁ」
「おはよう。菜々美。今日は災難だったね」
「ああ、おはよう。桜さん」
あれ? 俺だけ桜さん………何でだ?

そんなこんなで高校生活の一日(初日から本当に6時間の辛い……)が始まるであった。

 一時間目は担任(柳田満雄先生)の自己紹介(歳は五十八才、担当教科は理科、結婚していて、子供は3人。趣味は化石発掘と植物園、水族館、植物園などに行くこと)と土日に書いてきたプリントを使っての自己紹介。

 大体は普通(趣味スポーツ、料理など)なのだが、たまに、オンラインゲームとか特撮(悠斗)とかフィギュア集めなどの変わったのもあった。(ついでに俺の自己紹介の時に鷹雪が何を言い出すか分からないから本当に冷や冷やした)後書いてきたプリントは先生が回収して、明日全員にコピーして配ってくれるらしい(本当にいい先生だ)

 2時間目は学年集会。A~Hが体育館に集まって先生方の話を聞いた(大体は学校規則のこととか、勉学に励んでくださいとかの内容だった)まぁ入学式の如く鷹雪は開始三分で寝てしまったけどな……(本当にコイツは……)予定より十分くらい早く終わったので、教室に早く戻れたのはとても嬉しかった。(鷹雪は終わると同時に起きた)

教室に着くなり、再び俺の机の周りに集まってきた。

「そういえば、みんな今日昼ごはんどうする? 私はお弁当だけど、も・ち・ろ・ん私が作ったよ~」
千鶴は弁当か(しかも自分で作ったのか……)

「俺は適当に購買で売ってるパンとかにしようかと思っている」
「あ、俺も悠斗と同じかな~。俺は弁当にするかね」
悠斗と鷹雪は購買か……

「悪い。俺はあっちの奴らと一緒に食堂で食べるわ」
燈真は食堂か……本当に人付き合いで大変そうだな。

「俺は弁当だけど?」
朝早く起きて作ったからな……

「お弁当は草柳さんが作ったのですか!?」
とてもびっくりした表情でこっちを見ている桜さん。

「まぁ、俺一人暮らしだしな」
「絵院、料理とっても上手なんだよ!! 私なんかより……」
まぁ去年は(姉が大学受験のため)ほとんど料理は俺が作ってたしな……

「へぇ、絵院料理できるようになったんだ。今度弁当分けてくれよ」
恥ずかしながら、中学2年までは姉に料理任せっぱなしだったんだよな……燈真なら喜んで!

「菜々美さんも食べてみればぁ? 絵院の弁当美味しいからさぁ。多分絵院ならOKって言ってくれるよ~」
別に弁当をあげる事はいいんだけど、なんで鷹雪が言うんだよ……

「でも……草柳さんに悪いです」
「俺は別に構わないけど……」
「そう言ってくださるなら………あの、その今日のお昼――」
「燈真いる?」
朝駐輪場で見た燈真の友達(金髪で長髪の方)が教室に入ってきた。そのせいで桜さんが何を言ったのか聞こえなかったじゃないか!!

「どうした? 笹岡」
こいつ笹岡と言うのか……一応覚えておくか。

「燈真のクラスがどんな感じか見てみようかなぁって思って来てみただけ。朝会った奴らみたいなのばかりじゃないかと心配もしてたけどねぇ……」
そんなことを言って周りを見渡す笹岡。

「ふ~ん、てか、朝会った奴らって実は以外とマトモな方? つーかこのクラス終わってね?」
本当に気に障る奴だ。正直怒り爆発寸前なのだが……(多分俺だけでは無い筈……と信じたい)

「笹岡……」
燈真は怒ると言うより呆れていた。

「お、ねぇそこの子!! 今日一緒に食堂で食べない? 俺がおごるからさぁ」
燈真の言葉が聞こえなかったのか(それとも無視をしたのか分からんが)、笹岡は桜さんに話しかけた。

「あ、あの私は……」
戸惑う桜さん。それに少し俺の方をちらっ見た気が……

「な、行こうぜ? こんな奴らと食べてもきっと楽しくないぜ」
しつこく迫る笹岡。ここは助けた方がい、いいのかなぁ?

「で、でも私今日は……」
なかなか断れない桜さん。

「何? そんなに俺と食べたくない訳? ふ~ん……」
桜さんを睨みつける笹岡。それを見た桜さんは今にも泣きそうな顔をしている。そろそろ何とかしないといけないよな(&鷹雪の助けろ的なアイサインが……ついでに助けないと三河湾に沈めるって訴えている……ような気がする)

「お前少し――」
俺が言おうとした瞬間

「笹岡、少ししつこすぎでは無いですか? 彼女、とても困っていますよ」
入学式の時に新入生宣誓を言った男(確か榊原郁人だっけ?)も教室に入ってきた。(やはり、「郁人様が教室に………」、「このクラスの男子って女の子が困っていても助けない人ばかりなのか……がっかり」とか言う女子の声も……後者はあんまり関係無いけど)

「い、郁人さん……」
さっきまで好き放題言っていた笹岡が急に静かになった。

「さっきは私のクラスの笹岡が迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした」
深く頭を下げて謝る榊原。あの時はあまり好感が持てなかったが、本当は凄くいい奴なのか?

「あ、その……さっきは言い過ぎてしまい、すみません!!」
素直に謝る笹岡。……榊原郁人って本当に凄いな。少し自信無くしてきたわ…………俺。

「大丈夫でしたか? 私のクラスの人がしつこく誘ってしまい……」
桜さんの方に歩み寄って、そして手を握った。

「あ、あ、あの……その……っ」
顔を完熟トマトのように赤くする桜さん。(ついでに桜さんに対する他の女子の目が相当怖いのだが……)

「お名前教えていただけますか?」
さらに顔を赤くする桜さん。

「わ、わ、わ、私は桜菜々美と言いますっ!!」
「菜々美さん。素敵な名前ですね。よろしければ今日食堂で一緒に食べませんか? お詫びに何かご馳走しますから」

何というか、凄い敗北感を感じるのは何故だろう……(それと何故か俺の方を見る鷹雪)
「でも、悪いです。それに……」

またちらっとこっちを見る桜さん。
「桜さん行って来たら」

まぁ多分、榊原郁人は悪い奴じゃなさそうだし……(何か後ろから物凄い殺気が……気のせいだよな)

「ではお言葉に甘えさせてもらいます」
とりあえずこれで一件落着だな。

「良かった。断られたらどうしようかと思っていました。食堂に着て下さいね」
教室を後にする榊原と笹岡。

「絵院、ちょーと廊下に来てくれる? 菜々美ちゃんは自分の席に座っててね」
「は、はい。分かりました」
不思議そうな顔で見つめる桜さん。そして何故か廊下に呼び出された俺……
「で、何か用か? 千鶴」

正直何で呼び出されたか心あたりが無いのだが……

「何か用かじゃないよ!! どうして菜々美ちゃん助けてあげなかったの? それだけならまだ許せたけど、何であの時行って来たらなんて言ったの? このヘタレ絵院!!!」

へ、ヘタレ!?

「いや、あの時は流れ的に……」

正直あそこで桜さんに「一緒に昼飯食べませんか?」なんて言えるかよ!!

「人が2回も教えてあげたのに、何もしなかったなんて本当に絵院はダメだなぁ。やっぱ三河湾に沈めるしかないかね。あ、それとも富士の樹海に生き埋めとどっちがいい?」

なんで俺が三河湾に沈められるor富士の樹海に生き埋めにされないといけないんだ。俺はどっち嫌だぞ……

「このヘタレ野郎。死んでしまえ!!」
悠斗いつもとキャラが違うぞ……

「あの……その、以後気をつけます」
まぁ大よそこいつ等の言いたい事も分かったし……(確かに桜さんに悪かったかもな。色々と……)

「絵院。これだけは言わせて。」
真剣な顔で俺を見て千鶴は言った。

「ん?」

「私、菜々美ちゃん、多分絵院と一緒に昼ごはん食べたかったと思うの。だから明日一緒に食べようって言ってあげて」

……やっぱりそうだったのか(だけどヘタレって言われたのは正直キツかった……)

「分かった。帰ってきたら桜さんに伝えておくわ」

「絶対だからね? もししなかったら鷹雪に本当に三河湾か富士の樹海に連れて行ってもらうからね!」
千鶴。それだけは勘弁してくれ。本気で死ぬから……


三、四時間目も無事終わり、待ちに待った昼飯の時間になった。

「さて、絵院今日は何作ってきたの?」
なぜか教室には余り人が居らず、(多分みんな食堂に行ったのであろう)俺の机の周りに集まるいつもの奴ら。

「肉巻きと昨日の残りの青椒肉絲(チンジャオロース)だよ」
朝頑張って作ったものだから俺も食べるの楽しみではあるけどな。

「一本貰ってもいい? とってもおいしそ~」
早速千鶴が俺の弁当を狙ってきた。

「竹の子を? いやピーマンか!!」
鷹雪………

「違うよ!! 鷹雪、肉巻きだよ。に・く・ま・き!!」
「ああ、いいよ」
「やったー。じゃ代わりに私が作ったたまご焼きあげるね♪」
「あ、有難う……」

実は千鶴の料理の見た目は上手いんだが………食べてみたらジャリジャリというのだけど……
それにに、苦い……

「美味しい? 絵院……」
期待の眼差しを送る千鶴。正直に言うべきなのか否か……

「ま、まぁ……う、上手くなってきているんじゃないか」
中学の時と比べればまだマシ……な気がする。そんなことをしてるうちに――

「うめぇな。流石絵院!!」
「本当だよな」
肉巻きを食う鷹雪&悠斗(せめて貰うくらい言ってくれ)あれ? 肉巻きが三本しかないんだけど……

「鷹雪!! お前まさか二本食ったのか!!」
流石に悠斗が二本食べるとは思えない(そう信じたい)

「さぁ、なんのことかね? 僕分からな~い」
コイツ……

「じゃ、悠斗?」
まさか悠斗がそんなことする訳ないよなぁ……

「ん? 何のことだ? 俺は知らんが……」
じゃ、やっぱり――

「鷹雪お前か!!」
「ごめ~ん。つい食べちゃったんだ。分かったよ。かわりにパセリあげるから許して♪」

パ、パセリですか……

「パセリ美味しい?」
モシャモシャ。この芳醇な香り、鮮やかな緑色。そしてこの苦味さえなければ……だがそれがいい!!……ん?

「美味しい訳あるか!!」
正直鷹雪のペースの乗せられるところだった……

「へぇ、やっぱ料理上手って言うだけあって上手だね。とっても美味しそうだよ!!」

隣の席の千鶴と同じくらい元気そうな女の子が話しかけてきた。確か名前は……
「あ、それはどうも。もしかしてうるさかった? そうだったら謝るわ。確か……上島未幸さんだっけ?」
確かにちょっと騒ぎすぎていたかもな。

「うん。そうだよ。別にうるさかったって訳じゃないけど……逆にとっても楽しそうだったよ。あ、一つ貰ってもいい?」
「どうぞ、どうぞ。食べてください。絵院も心の中ではそう思っているから」
鷹雪。何で俺の弁当を勝手にあげているんだ!!

「いやそんなことは――」
「答えは聞いてない!!」
悠斗まで……

「分かりました。どうぞお召し上がりください」
泣く泣く弁当の肉巻きを渡す俺……

「うん!! とっても美味しいよ。確か草薙絵院くんだっけ?」
「いや、俺は草柳絵院なんだよ……」
この間違え二回目だよな……

「本当に絵院料理上手だよね……私たちなんかより……」
そう落ち込むなよ千鶴……

「だよねぇ~絵院は本当に料理が上手いんだよ!!」
とか言いながらさりげなく弁当箱から肉巻きを持っていく鷹雪(残り一本。それに気づいたのだがチンジャオロースも大分少なくなっているのだが………)

「鷹雪!! 俺、弁当全然食べてないのだが……」
正直この量では午後の授業もつか心配だ……

「そんな事は知らないよぉ」
コイツ……

「もう、これ以上弁当はやらんぞ……」
このままでは最悪弁当のおかず全部食われかねん。

「あ、逃げた!!」
追いかけてくる鷹雪と上島さん(&悠斗+千鶴+何故かクラスの数名)

「何処へ行こうと言うのかね? 絵院君」
迫ってくる鷹雪。今日とても運が悪い気がするのだが……(「さぁもう逃げられないよ」、「その弁当箱私によこしなさい!!」とか千鶴&悠斗の声も聞こえる)

「あ、あの何かあったのですか?」
食堂から帰ってきた桜さん。た、助かったー

「いや、特に何かあったって言う訳ではないけど……」
もし、説明するなら俺の弁当を狙う野獣(クラスの奴ら)から逃げているとしか説明できそうも無いけどな。(「桜さん、絵院を捕まえるの手伝ってくれない?」、「コイツの弁当すげー旨そうだよなぁ……」、「絵院くんのお弁当………」と言うクラスの奴らの声もするのだが)

「あの、よ、よろしかったらですが、お弁当の肉巻き食べてもいいですか?」
残る肉巻きは一本(他のは他のやつに食べられた)そして、裏にはこれを狙う奴ら多数。

「う~ん」
正直裏の奴らに食われるくらいなら桜さんにあげた方がいいよなぁ(いかん、だんだん思考がネガティブに……)

「ダメでしたら無理にとは言いませんけど……」
とても残念そうな顔で俺を見つめる桜さん。そんな目で俺を見ないでくれ……

「いいよ。食べても」
もう諦めた。(それにあんな顔で見つめられたら……ねぇ)

「本当ですか!! 有難うございます」
とても嬉しそうな桜さん。(少数ながら桜さんを睨んでいる女子がいる気がするのだが)

「とっても美味しいです」
「あ、有難う……」
そんなこんなで昼飯の時間は終わった。(最終的に俺の昼飯はご飯と少しのチンジャオロースに……)


五、六時間目の授業も(空腹ながら)無事に終了し、今日一日の学校生活が終わった。

「そういえば絵院。菜々美ちゃんに言った? 明日の昼ご飯一緒に食べようって」
「ははは……すっかり忘れてたよ」
全速力で桜さんを追いかけた。(奴にこのことがばれたら……想像しただけで恐ろしい)

「桜さん!」
何とか追いつけた。

「どうしたんですか? 草柳さん。そんなに急いで……」
「明日の昼飯一緒に教室で食べないか? 予定があるなら無理にとは言わないけどな」

桜さんは少し考えて――

「あ、はい。一緒に食べましょう。草柳さん」
にこやかな笑顔でそう答えた。

「あ、ああ」
断られるかと思って少し焦ったけど、よかった。

「あ、あのく、草柳さん」
少し恥ずかしそうにこっちを見ている。

「何か用か?」
何だろう。ちょっと期待……

「草柳さん。今から帰るんですか?」
「まぁな。特に用事もないし」
高校も多分部活入れそうも無いから部活動見学する必要もないし……

「で、でしたら、駅まで一緒に帰りませんか?」
そういえば、桜さん電車通学だったな。

「別にいいけど。それじゃ、俺自転車とって来るから、校門前で待っていてくれ」
「は、はい」
とりあえず自転車をとりに行く俺。

「君、草薙絵院君だよね?」
行く途中に話しかけてきた榊原郁人。

「悪い、それ学校のミスで本当の名前は草柳な。で何か用か?」
間違えられた回数三回目。これからも増えていくのかなぁ……

「おっとそれは失礼した。用と言うのは草柳君。君にライバル宣言をさせてもらう為だよ!!」
ライバルって何だよ……

「何でそうなる……」
正直身に覚えが無いのだが……

「いや、君が桜さんととても仲が良さそうだったからね。それに教養もあるって聞いたし。それに料理も得意だそうだね」
それだけで何で学校一の男子のライバルにならんといけないんだ……本当について無い日だ……

「勝手にしてくれ。それでは俺は帰らせてもらう」
これ以上桜さんを待たせるのも悪いし……

「そうかい。また明日。草柳くん」
「ああ。じゃーな」
急いで桜さんのところに行かないと!!

「ごめん、少し用事があって遅くなってしまった」
桜さんは校門の前一人ぽつりと立っていた。

「あ、草柳さん。別に私は気にしてませんから。では帰りましょうか」
文句一つ言わない桜さん(あいつ等だったら……考えないでおこう)

「草柳さんはどうして一人暮らしなんですか?」
「俺の家は父も母も仕事で忙しくてね。去年までは姉と二人暮らしだったんだけど、今年遠くの大学に進学したからね」
本当に去年料理の勉強しておいて良かったと思う。

「桜さんの家族は?」
桜さんの家族ってどんな感じなんだろう、ちょっと楽しみ。

「私の家族は母と弟との三人暮らしです」
3人暮らしか……多分これ以上この話題は聞かないほうが良さそうだな。

「そういえば、今日の昼飯楽しかった?」
「はい、とっても楽しかったです」
その後、桜さんは少し悲しそうな表情をした………ような気がする。

「駅に着いたみたいだな」
喋っているうちに駅に着いた。

「あ、今日はとても楽しかったです。それと有難うございました。それと入学式の時のことも……」
そういえばそんな事(俺が桜さんを保健室に連れて行ったこと)もあったな。

「ああ、俺も楽しかった。じゃ、桜さんまた明日」
「はい。草柳さんまた明日。お昼楽しみにしていますね」


こんな感じで高校生活一日目は無事(なのか?……)に終わった。ん待てよ。実はとんでもない奴に目を付けられたんじゃないか……まぁいいか。

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コメント

草ちゃん続き書いてくれて(人´∀`)ァリガト♪☆

今回もゆっくりじっくり妄想しつつ読んだよ(*´艸`*)
個人的に桜さん(´∇`*)萌え~☆

感想を一つ

電王入れすぎじゃね?まぁ俺の気のせいだな続き気長に期待してるからそいじゃあノシ

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