カレン( ・∀・)ダー!

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第一章

第二章



前回の草柳からのコメント返信

カイル
 2つだけしか使ってないが……今回は使ってないから許せ♪

ぴくはつs
 桜さん萌えですか……ここの管理人(忍道)が微妙と言ったので、魅力が無いのかなぁと思いましたが、
こういう意見があり少し救われました。

2人ともコメ有難うございました。

後、一章の時にコメントをくれた、ゆかs、ムラs。そしてリアルで感想&色々とサポートしてくれたリッド。
読んでいただいた皆様。本当に有難うございました。


草柳絵院(くさやなぎ えいん)
桜菜々美(さくら ななみ)
暁 悠斗(あかつき ゆうと)
立道鷹雪(りつどう たかゆき)
高坂燈真(たかさか とうま)
夕薙千鶴(ゆうなぎ ちづる)

榊原郁人(さかきばら いくと)

薔薇坂総一郎(ばらさか そういちろう)
青森  大作(あおもり だいさく)
深川  撫子(ふかがわ なでしこ)
松田  大貴(まつだ だいき)
鳳仙  風花(ほうせん ふうか)
清水  蓮次(しみず れんじ)
柳田  満雄(やなぎだ みつお)
森下  条 (もりした じょう)


 あれから数週間が過ぎた。俺はだいぶ高校生活(弁当死守の日々)にも慣れ、充実したご普通の日々を送っている……と自分では信じたい。

 そういえば、桜さん昼飯に誘った次の日から三日休んで、その後もちょくちょく休んでいるけど、大丈夫かな? それに千鶴から聞いたんだけど、体育の授業も準備体操だけやって見学しているらしいし………あ、桜さんと一度も昼飯食べていなかったな。

「さて、そろそろ起きるか……」

今はそんな事を考えている場合では無さそうだ。とりあえず、いつもの事ながら朝飯&弁当作らないとな。ん? 何かを踏んづけた気がするのだが………

「ははは……眼鏡踏んづけてしまった。ついでに左のレンズひび入ってるし……」

予備の方は中学時代、ある悪友に破壊されたんだよなぁ………最悪だ。

「待てよ!! 今の時間は――」

八時。

「まずい、このままじゃ遅刻する!!」

眼鏡のことは帰ってきてからするとして、制服に着替え、焼きそばパンをくわえながら学校に全速力で向かうのであった。

 多分今日の昼飯は購買で何かを買うことになるだろう。(まさか漫画の如くパンをくわえながら、[焼きそばパンを]学校まで走る[自転車で]事になるとは……ついでに眼鏡無しで)

 とりあえず学校に着いたのは八時三十分(所要時間二十四分。[新記録]ついでに信号無視七回、ひかれそうになった回数は四回……よく生きてこれた自分でも思う)


 教室につくと、何故か多くの他のクラスの人が教室の外に集まり、教室の中を見ていた。

「何かあった――」

状況を聞こうとしたその直後


「桜さん! 僕と付き合ってください!!」


榊原がいた。

桜さん僕と付き合ってくださいって………………はい? 何が何だか俺にはさっぱり分からないんだけど? まず、じょ、状況をせ、整理しよう(い、いかん俺まで混乱してきた。れ、冷静になれ俺!!)つまり榊原が桜さんに告白しているところに偶々俺が来たって事だな。(何と言うか……凄まじいタイミングに来てしまった感が……)

「あ、あ、あ、あのそ、そ、それはどういう意味ですか!?」

俺以上に混乱している桜さん。まぁそうだろうな。(告白された当人だし、しかも榊原から)

「あ、すみません。いきなりで吃驚してしまいましたか。僕は桜さんを一目見た時から君の事が好きになってしまい。そして、この気持ちが抑えられなくなり、今日、桜さんに僕の思いを伝えにきた訳です。桜さんの答えを聞かせてもらえますか?」

……なんか聞いているこっちまで恥ずかしくなりそうな台詞を顔色一つ変えずに言う榊原。やはりすごい奴? なのかなぁ(周りの女子が出す今にも桜さんを呪ってやる的オーラが凄まじいのだが……女って怖いなぁ)

「あ、あの……そ、その……ご、ごめんなさい!!」

物凄いスピードで教室を出ようとする桜さん。(ついでにこの世の終わりが明日来ることを知って絶望したような顔をする榊原)そして――


「あっ……ご、ごめんなさい!」

前を見ていなかったのか俺にぶつかって来た。俺はバランスを崩しかけたが、何とか体を保つ事に成功した。


「桜さん大丈――」


声を掛けようとしたが、桜さんは俺に気づかなかったのか(もしかしたら眼鏡掛けてないから他のクラスの人に見えてのかもな……)そのまま走って行ってしまった。

「そ、そんな、僕が振られた………」

こっちもこっちで相当ショックみたいだな……ふらふらとゾンビのように教室を出て行った。


(周りの「郁人様。御気を確かに……」、「あんな人、郁人様には相応しくないと思いますよ!!」、「郁人様……」声がするのが当人には聞こえてなさそうだ)


騒ぎもだいぶ収まったみたいだし。やっと教室に入れたる事ができた……

「よっ、みんなおはよう!!」

何気なく俺は挨拶をしたのだが……

「あれ、見慣れないような顔だけど転校生? でもどこかで見たような……」

クラスの奴がこう言った。いや俺はF組十三番草柳絵院なのだが……

「あ、絵――」

一瞬千鶴の声がした気もするのだが……

「やぁ、転入生の方ですか。私立道鷹雪と申します。どうぞよろしくお願いします」

と握手を求めてくる鷹雪(いつもとキャラが全然違うけど……)

「あ、ああ、よろしく」

その場の空気に流されて握手をしたが、何故かすごい力で握ってくるのだが……ついでにすごい勢いで上下に振るのだが……(正直かなり痛い……)

「あのさぁ鷹雪……そろそろ止めないか?」

正直お前、俺が草柳絵院だってこと知ってるだろ!!

「ん。何のことかね? 転入生君。もう名前を覚えてくれたんだね。私は嬉しいよ」

俺泣いていい?

「鷹雪、これくらいにしておこうぜ! 絵院今にも泣きそうだぞ」

燈真……やっぱいい奴だなぁ

「ちぇ、もう少し絵院で遊ぼうと思ったのに……」

鷹雪……前々から言いたかった。俺で遊ぶな!!

「ねぇ、絵院。眼鏡どうしたの?」

ははは……余りにも恥ずかしいから聞かないでほしいのだけどな。

「ちょっと、朝踏んづけてしまってな」

やれやれ、また新しい眼鏡を買わないとな。今月大丈夫なのか……生活費。

「あれぇ? 予備の眼鏡はどうしたのぉ?」

「中学の時に割られても大丈夫なように買っただろ」

鷹雪。お前が聞くか……

「俺が眼鏡掛けて、始めて学校行った日に鷹雪が破壊しただろ!!」

「そんなこともあったねぇ」

次に眼鏡割ったら鷹雪は弁償させるぞ! 鷹雪は!!

「あ、菜々美ちゃんお帰り~。さっきの事はそんなに気にしなくてもいいと思うよ。何かあったら、私と絵院が助けてあげるからね」

桜さんが帰ってきた。え、俺もですか!? まぁ確かに何かあってもおかしくは無さそうだけどな……

「あ、はい。あの時の事は私もよく分からなくて、気づいたら教室を飛び出していました。あの今日草柳さんお休みなんですか……」

何かいつもの桜さんっぽくない気がする。(まぁ逆にあんな事があって平然としてられる方が不思議か)ついでに俺は目の前にいるんだけどなぁ……

「桜さん。お、おはよう。千鶴が言うようにそんなに気にしなくていいんじゃないか?」

何気なく挨拶したつもりなのだが、また……

「あ、あの時はぶつかってしまって、ごめんなさい。本当にごめんなさい!!」

必死に謝る桜さん。やっぱり眼鏡掛けていないと別人に見えてしまうのか!?

「いや、コイツ眼鏡掛けてないけど、絵院なのだよ」

悠斗の説明のお陰で我に返った桜さん。

「え、あ……言われてみると草柳さんです。ごめんなさい。気づかなくて……」

三回も謝られると俺の方が悪い事をしているような錯覚がするのだが……

「別に気にしてないからいいよ」

それにしても今日は色々なことが起きるな。本当に………(世界一面倒なことに巻き込まれたくない男として生きていくのをやめてよかったと今思う。切実に……)これ以上何もない事を願いたいものである。

「すいません。職員会議が長くなってしまいましてね」

柳田先生が来た。そういえばまだSTしていなかったな。

「今日は連絡することはありませんから。皆さん一時間目の授業の準備をしてください。桜さんはこの後職員室まで来てくださいね」

「あ、はい。分かりました」

桜さんが職員室に呼ばれた。うーん、鷹雪ならともかく桜さんが職員室に呼ばれるなんて珍しいな。何かあったのかな?

「菜々美ちゃんどうかしたのかな? 最近体調悪いみたいだし……」

「多分ずっと前に絵院があげた肉巻きに大腸菌O157がついてたんだよ。いやぁー絵院は怖いねぇ。そうやって何人もの人を……考えるだけで恐ろしいや」

仮にそれならお前も食中毒になってるはずだろ……

「鷹雪。もう弁当作ってきても二度とやらないぞ……」

「ごめん、ごめん軽い冗談だよ」

本当に反省しているのか怪しいが、まぁいいか……

「おっと忘れていた。今日の昼、食堂で食わないか? 一応こっちのカードやる面子呼んでくるからさ」

燈真がこう言った。多分俺が関係してはいけない事。いや関係してはならないものだろう。

「そうだな。一応俺は前向きに考えているしな」

「まぁ、最近暇だしねぇ。何かやろうかな~って思ってるしねぇ」

悠斗と鷹雪は行くみたいだな。

「どうしようかな? 絵院は行くの?」

「ごめん。俺は今日もやめとくよ。千鶴。俺の事はいいからさ。行ってきたらどうだ?」

正直行ってやりたいのだが……やはりな。

「う、うん。分かった。私も行くよ」

みんな……本当にごめん。

「あ、あの草柳さん……」。

桜さんは帰ってくると俺に話しかけてきた。少し不安げな表情でこちらを見ているような気がする。

「桜さん何か用か?」

うーん。職員室で何かあったのかな?

「い、いえっ。やっぱり何でもありません!!」

本当にどうしたんだろう? そう言って急いで自分の席に座ってうつむいてる桜さん。

「何かあったのかな? 桜さん……」

あ、まだ次の授業(数学)の準備してなかった……急いでしないと!!


 一時間目は数学……っと思ったら時間割変更(係りは上島さんと……誰だっけ?)の為保健体育の授業になっていたらしい。しかし、来た先生は松田先生では無く、鳳仙先生が来た。

「松田先生は部活中に怪我をしてしまい、今日は病院に行くらしいので、今日は私が変わりに教えることになりました」

部活中に怪我ですか……それはお気の毒に

「では、せっかくなので今日は剣道について教えたいと思います。まずは昭和五十年三月二十日制定された剣道の理念について、十三番草柳君分かりますか?」

え!? 俺ですか……

「あ、確か……[剣道は剣の理法と修練による人間形成の道である]でしたっけ?」悠斗と一緒に何故か俺まで初段取りに行ったときに出たような……

「正解です。では次――」

この後も様々な問題(剣道修練の心構えとか、剣道指導の心構えとか……)が出題された。
正直剣道やったこと無い人では殆ど答えれそうも無いばかりだった。

 二時間目は国語で、何故か知らないけど、羅生門(芥川龍之介著)を殆ど全部読まされたんだよな……何でだ?(ついでにエゴイズムについて原稿用紙三枚以上書いて来いとか言う宿題まで出た……)

「本当に時間割変更にはびっくりしたものだ……」

保険かと思ったら、剣道の事についてたっぷりの授業になることも含めて……

「確かにな。鳳仙先生が出した問題、剣道やったことある奴でなければ殆ど答えられない物ばかりだったな」

悠斗の言うとおり、やったこと無い人ではまず不可能だったな。(俺も最初の以外は全く分からなかった)

「全く、こういうことは忘れないでしっかりとやって欲しいものだよねぇ」

鷹雪が久しぶりに真面目なことを言った。今日槍の雨でも降るのか!?

「あ、ごめん。最近部活とかで忙しくて見てなかった」

鷹雪の言ったことを気にしたのか、謝る上島さん。

「ごめん、ごめん俺も色々と急がしてくて見てなかった。今後からはちゃんと確認するよ」

もう一人の時間割変更係であろう男が読書をやめてこっちに来た。

「とりあえず、もう忘れないようにしてくれよ」

もうこんなことは無いようにに願いたいものである。


 三時間目の理科も無事に終わり、今日一日の授業の半分も終わった。

「草柳君。悪いけど職員室まで来てもらえるかね?」

今度は俺が職員室に呼ばれた。俺何かまずいことやってしまったのか!?(確かに四月に入ってから信号無視合計九回だけど………)

「えっ!? 絵院職員室に呼ばれるのぉ。やっぱり何か悪いことしたんだね。本当に困った子だねぇ」

「おいおい、絵院。お前そんな事するような奴じゃなかっただろ」

鷹雪&燈真はこう言うが、まだ怒られると決まった訳ではないぞ。

「あ、あ、あの!! 草柳さん」

向かおうと思った瞬間に桜さんが話しかけてきた。

「桜さん何か用があるの?」

朝の事が気になるのかな? とても心配だ。

「ご、ごめんなさい……何でもありません」

本当にどうしたんだろう………気がかりではあるが、とりあえず職員室に向かわないとな。
(裏から鷹雪が何か言っているけど無視しておこう……)

「柳田先生。何で俺は職員室に呼ばれたんですか?」

正直、結構緊張していたりする。

「草柳君。一つ聞きます。私は君を信用してもいいですか?」

「え、それはどういう意味ですか!?」

もしかして本当にとんでもない事をしてしまったのか俺……

「少し言い方が悪かったですね。では今から言う二つの事を守ってくれますか? まずここで聞いたことは誰にも話さない事。もう一つはこれを聞いても今まで通りの生活を送ってくれる事です。私は草柳くんになら話してもいいと思ったのですがね」

とりあえず、怒られる事では無さそうだな。でもいったい先生は何を言おうとしてるのだろう………分からん

「分かりました。守ります!!」

何のことか分からないけど、多分先生は俺のことを信頼して言おうとしてるのだから、俺もそれは守らないとな。

「その言葉信じますね。じつは桜さんの病気の事について草柳君に話そうと思いましてね」

桜さんの病気について……ん? でも何で俺だけになんだろう……

「ちょっと待ってください。そういうことは全員に話したほうがよくないですか?」

少なくとも病気だからって中学の奴らは避けたりしないと思うけどな。

「桜さんが貴方になら話してもいいと言ってくれたので、それに………」

多分これ以上は聞いてはいけなそうだな。

「先生桜さんの病気って何なんですか?」

学校休む事が多いと思っていたから。もしかしたらとは思っていたけど

「彼女ははとても簡単に言うと血が固まりにくい病気です。だからと言ってちょっとした出血で命に関わるようなものでありません」

そんな大変な病気を……ん、待てよ

「俺の記憶が正しければ、その病気って殆ど男性がかかる病気だった気がするのですが」

確かだけどな……確か

「よく知っていますね。私もそんなには詳しくはありませんが、桜さんのお母さんの話を聞いて、まだまだ不十分だと思いますが、少し理解できたと思います。草柳君も色々と大変だと思いますが、桜さんの事を少しは気にかけてくれると有難いです」

もしかして桜さんがそわそわしていたのは、この話を俺に言うのが不安だったからなのかもな。

「分かりました。俺の出来る範囲でなら……」

正直俺に何が出来ると聞かれると……一体何が出来るんだろうか?

「竜音君が言っていた通りの人で本当によかったです。草柳君最後に一つ聞いてもいいでしょうか?」

なお竜音とは俺の姉のことである(名づけたのは俺共々父)俺に聞きたいことって何だろう?

「は、はい」

「貴方の事はいいのですか? 一番前の席にしておきましたが、やっぱりこの事は他のクラスメイトにも伝えた方がいいと私は思うのですが」

やっぱり先生は知っていたか……

「悠斗と鷹雪は知っています。眼鏡さえあれば日常生活に支障はきたさないので、別に伝える必要はありません」

簡単に言うと俺の左目の視力は中学二年の時のある出来事で裸眼では殆ど見えなってしまった。
(眼鏡があっても何とか見えるレベルだけど……)

今のところは見えるけど、医者が言うにはいつかは分からないけど失明する可能性はあると。

「草柳君がそういうならいいです。そろそろ次の授業が始まるのでそろそろ行った方がいいではありませんか?」

あ、そういえばそうだったな……

「では失礼しました」
とりあえず教室に戻らないとな。

「草柳さん………」

教室に入ると桜さんがとても不安そうにこっちを見ている。うーん、桜さんの病気の事聞いたのはいいけど、これからどうやって……

「あ、おかえり絵院。どうだった?」

「絵院おかえりー。怒られたか? まさかやばいものに手を出したとかじゃないよな……」

「お帰り、絵院」

「絵院お帰り~。燈真。絵院、将来の夢は白い粉の売買だって、この前言ってたよ」

やっぱり話しかけてきたいつもの奴ら。鷹雪……俺の夢はいつから小麦粉を売る事になったんだ……そんなことを言った覚えはないぞ。

「あ、あの草柳さん……」

今度は泣きそうな声で俺を見る桜さん。

「どうしたの菜々美ちゃん? 泣きそうな顔して……」

「絵院。もしかして菜々美に何かしたのか!?」

「お前がそんな事をするような奴だったとは……」

「まさか嫌がる菜々美さんを無理やり………まぁ絵院ならやりかねんと思っていたけどねぇ」

鷹雪………ひ、人を勝手に危ない人にしないでくれ。

「と、とりあえず何でもないよ。あ、桜さん今日一緒に昼食べないか? 今日は弁当は作れなかったけどな」

さっき聞いたことは誰にも言ってはいけないものだし、それにこれ以上こいつ等(特に鷹雪)をほっておいたら、ろくな事にならないと思うし……

「え、あ、はい草柳さん一緒に食べましょう」

悲しそうな顔からいつもの桜さんの顔に戻った。

「絵院、次の授業の準備しなくていいの? そろそろ始まっちゃうよ」


すっかり忘れていた……(四時間目は確か日本史)
 とりあえず四時間目も無事(何にも無かったのってこの時間だけだよな……)に終わり、昼
飯の時間になった。

「じゃ、俺らは食堂で食べてくるわ」

いつもの昼飯を食う奴らは食堂に向かった。

「ああ、分かった」

これでよかったんだよな。これで………

「さて、俺は購買で何か買ってくるかな。桜さんはどうする?」

「あ、はい私も買いに行きます」

早く行かないと、売り切れる可能性もあるしな(鷹雪&悠斗曰く早めに行かないとそこは戦場になる……らしい)

「意外と並んでるものだな。早めに来たのに……」

これを見ると鷹雪と悠斗が言っていたこともまんざらでもなさそうだな。

「私も始めて来たのですが、けっこう人がいますね」

これから何があっても弁当を作るのは忘れてはいけないな。

「あ、草柳さん。そろそろ私たちの番ですよ」

数分経ち、やっと俺たちの番になった。
「何にしようかな……」

予想以上に色々なもの(パン、御握り、麺類、デザートなどなど)があり正直、何を食べようか迷ってしまうな(とりあえず焼きそば系統以外にしよう)

「あれも、あ、これも、どれも美味しそうで迷ってしまいますね」


………もしかしてさっさと決めたほうがいい雰囲気?(裏からすごいプレッシャーを感じるのだが……)


「草柳さん。私は決まりましたけど、まだ悩んでいるんですか?」

まずいな、早く決めないと……

「と、とりあえずこれとこれください」

何か分からんが手に取ったものを買った。

「はいよ、380円ね」

買ってから気づいたのだが、イカ焼きソバと焼きそばパン買ってしまったようだ。今日は焼きそばが付くものばかり食べている気がするのだが……

「桜さん。俺飲み物買って来るくるけど、どうする?」

いつもだったら水筒にお茶を入れてくるのだが、弁当作り忘れたし(寝坊の為)

「あ、私はお茶持って来ていますから、先に行ってますね」

桜さんを待たせるのも何だしさっさと買って教室行かないとな。

「さすが学校の自販機普通の飲み物しかないな……」

抹茶味カルピス(興味本位で飲んだが……あんまり)などの変わったジュースはなく、コーラとかポカリスエット、烏龍茶などなどの一般的な飲み物ばかりであった。(正直少し残念)

 仕方無いから無難に烏龍茶でも買って教室に急ぐか。

「君、草柳絵院君だね?」

教室に向かう途中に榊原に会った。すっかりいつもの調子に戻っているみたいだ。

「俺に何か用ですか?」

本来、こんな所で話している場合では無いんだけどな。

「草柳君!! 君は桜さんの事をどう思っているんだい?」

え!? いきなりそんな聞かれたって、どう思っているかって……

「え、あ、いきなりそんな事言われたって……今は分からないとしか言えないな」

そもそも他人に人(特に女性)の事好きとか嫌いとか言うものではないと思うし……

「僕は振られてしまったけど、まだ桜さんの事が好きです。僕はまだ諦めていない。それだけは覚えておいてくださいね」

「そうですか。俺はそろそろ教室に戻ります」

今は分からない。それが俺の答えだよな………

「あ、草柳さん」

「ごめん。少し遅くなって……」

そういえば、前も榊原に話しかけられて、遅れたんだったな……

「あ、私は気にしてませんから、早く食べましょう」

いつもあいつ等(特に鷹雪)の扱いと比べると天と地ほどの違いがある。でもだからと言っていつもこんな風では遅れてばかりではダメだよな……

「ああ、そうだな」

今考えるといつもの連中がいない昼食なんて珍しいな……本当に

「草柳さんは何を買ったのですか?」

今思った。絶対に選んで買ったほうがよかったと後悔している(当たり前であるがな……)

「イカ焼きそばと焼きそばパン(本日二本目)だよ」

絶対栄養バランスが取れてない昼食だよな……(ついでに朝も焼きそばパン)

「焼きそば好きなんですね。でもそればかり食べていると体悪いと思いますよ」

「別に特別好きという訳ではないけど……」

たまたま手に取ったのがこの2つだっただけであって……

 なお、桜さんの弁当はごく普通のサンドイッチ(ツナと卵とハム)とデザートのイチゴのショートケーキという普通の昼食であった(寧ろ俺のが現実離れしているだけか……)

「イカ焼きそばはイカが?」

真冬に言われたら、ちょっと体育館裏に来いと言いたくなるような(真夏ならいいかと言われると微妙ではあるが)寒いギャグを言ったのは――

「お前たしか時間割変更係の……誰だっけ?」

と悠斗(名簿番号一番)の裏の席って事(つまり名簿番号二番)くらいしか覚えてない……

「秋原彩斗だよ。覚えてない? 趣味がオンラインゲームって言ったからインパクトはあったと思うけどなぁ」

思い出した。そういえばそんな事言ってた奴もいたな……

「で、何か用か?」

「いや、面白い奴だと思ったから話してみようかなぁって思っただけだよ」

そうですか……寧ろそれ以外何も言えん。

「え・い・ん♪菜々美ちゃんとの昼ご飯どうだった?」

昼飯を食い終わって桜さんとお喋りしていると、いつもの奴らが帰ってきた。

「ま、まぁ新鮮だったというか……とりあえず楽しかった」

大体はいつもの奴らと食ってばかりだったし、桜さんも休んでいたり、食堂に誘われたりして(榊原に)なかなか食べる機会無かったしな

「菜々美ちゃんはどうだった?」

ちょっと俺も聞きたかったりする。

「とても楽しかったですよ。草柳さんと一緒にお昼ごはん食べて、一緒にお話したりして、また草柳さんがよかったらですが、ま、また一緒に食べませんか?」

「ま、まぁ俺でよかったらな」

そう言って貰えて嬉しい反面少し恥ずかしい……

「今度は私たちも一緒に食べようね。菜々美ちゃん♪」

たちってことは勿論……

「いいなそれ。俺は賛成だぜ!!」

「そういうのも悪くないな」

「よーし、頑張って絵院の邪魔をするぞ!!」

やっぱりいつもの展開って訳か。

「楽しそうだね。私もいいかな?」

「あ、俺も」

上島さんと秋原もか……大勢って言っても多すぎないかこの人数?

「はい。皆さんと食べるのとても楽しみです」

桜さんもきっといつか病気の事をみんなに言える日が来るかもな。

「なぁ絵院一つ聞いてもいいか?」

とても珍しいことに鷹雪がとても真面目な顔で聞いてきた。

「あ、なんだよ?」

たまにはマトモな事を聞くんだな鷹雪。ちょっと感動してきた。

「何でここの食堂にカツカレーうどん定食が無いんだ?」

……………期待した俺が馬鹿だった

「そんなもの普通は無いぞ……きっと」

とてつもなく曖昧な名前の定食だな……それ

「じゃぁ、絵院作ってきてよ」

「嫌だよ。めんどくさいし……」

カツ揚げてカレー作って、うどんまで……(ついでに作ってきたらきたで文句言われそうだし……俺が食べたいのはカツカレーとうどんじゃなくて、カツ丼とカレーうどんだ!! とかね……あ、弁当にもって来れるようなメニューじゃないな)

 そんなこんなで昼食も無事?終わったのであった。

「なんで俺まで……」

「いやー、やっぱり絵院はいい人だなぁ。文句一つ言わずにこうやって図書委員の手伝ってくれるんだからね!! もう一人の奴が休んだからどーしようかと思っていたよ」

五、六時間目(体育、やったのはサッカー)も何もなく終わり、帰ろうとした所を鷹雪に捕まり、こうして手伝わされているのである。(なお、来ない場合は屋上から簀巻きにして吊るしてあげると言う脅迫付き)

「なんで俺の方が持つ本の量が多いんだよ……」

鷹雪、薄い文庫数冊。俺、辞書などの厚い本数冊……

「本の数は同じだよ。俺もお前も十三冊だし」

いやそういう問題では無いのだけどな……

「やっと着いた……」

三階の図書室から一階の資料室まで本を運ぶのは本当に疲れた………

「いやー助かったよ。じゃぁ俺は今日バイトだから帰るよ、じゃぁね絵院」

「ああ、じゃあな。鷹雪」

さて俺も帰るか………そういえばかばん教室に置きっぱなしだったな。

「貴方が郁人に告白されて逃げたって言う桜菜々美さんですよね?」

「あ、はいそうですけど………」

よくは見えないけど(眼鏡が無い&とても近づきにくい感じ)教室の前の廊下には、桜さんと数名の女子がいた。

「この子が告白された子……おとなしそうな子だね」

「えぇー、郁人様ってこんな人が好きなの!?」

………実はとてもまずタイミングにきてしまったのでは無いか俺は!?

「あの……私そろそろ学校を出ないと電車に間に合わないのですが……」

「大丈夫よ。すぐ終わるから」

すごく気になるのだけど。すごーく行きにくい(こんなんだからヘタレって言われるのかなぁ……)

「バケツに水入れてきたよ~」

「ありがとう。じゃもう帰ってもいいわよ」

「は~い」

……絶対にまずいよな。この状況。

「私ね貴女の事が許せないの。郁人様に告白されるだけでも許せないのに、それを逃げるなんて……」

「あの時はよく分からなくて、あの、その………」

「貴女のそういうところも嫌いなのよ!!」

多分この中のリーダであろう女がバケツの水を――

「く、草柳さん。どうして……」

何とか間に合ったようだな。

「ちょっと貴方何のつもり?」

桜さんにかかるはずだった水は殆ど俺にかかった。(後のは殆ど床に)

「予想以上に冷たいものだな。床も濡れてしまったか。後で綺麗にしておかないと」

成り行きで来てしまったけど、どうしよう……

「貴方人の話し聞いているの!?」

「貴方方こそ何をしているんですか? 気持ちは分からないでもないが、これは少しやりすぎではないか?」

少し所かかなりな気もするけど……

「……行きましょう」

とてもつまらなそうな顔をしてリーダの女は立ち去っていた。それを追うように他の奴らもついて行った。

「あ、あの、え……じゃなくて草柳さん。ご、ごめんなさい。私のせいで……」

少し顔が赤い気がするけど、どうしたのかな?

「別に気にしなくてもいいよ。床を拭き終わったら、駅まで一緒に帰るか?」

桜さん一人だと何か心配だし……

「あ、はい。一緒に帰りましょう」

それにしても本当に色々な事があったな。


「あの、草柳さん。本当に今日はごめんなさい。朝ぶつかってしまったり、あの時だって……床まで一人で拭いてもらったりして」

学校を出るとすぐに桜さんはこんなことを言った。

「いいって、気にしてないから」

やっぱり色々と気にしているのかな? 桜さんも色々とあったし………

「草柳さんって本当に優しい人ですね」

優しい人……そんなとこ言われたの初めてだよな……(鷹雪には便利な人って、大体の奴には面白い奴とは言われたことあるけどな……)

「少し照れるな……」

顔は熱いのに体は冷たい……

「私少し怖かったんです」

「怖かった?」

何のことだろう?

「草柳さんが私の病気の事を知ったら私を避けたり、変な目で見たりすると思って、本当に……」

辛そうな顔、泣きそうな声で桜さんが言った。そうかそんなに……

「別に俺は病気だからと言って避けたり、変な目で見たりはしないよ。柳田先生だって俺を信じて、この事を話してくれたんだし、桜さんだって俺になら話してもいいって言ってくれた。それを裏切る事は俺には出来ない」

「草柳さん私、私嬉しくて……」

桜さんは涙を流してこう言った。

「桜さん俺に何か出来ることはあるかな?」

病気の事を知ってしまった以上桜さんをサポートしたほうがいいと思うし……

「あ、あの、でしたら……こ、これからも仲良くしてくれませんか?」

「俺なんかでよかったらな。俺も俺で出来る限りのことはするよ」

こんなことを話しているうちに駅に着いた。

「じゃ、桜さん気をつけてな」

そういえば大分乾いてきたな服

「はい、草柳さん。また明日」

本当に本当に今日は色々あったな。こんな大変な日はもう無い……よな?

「今日の晩飯何にしようかな?」

そんな事を考えながら俺は家に帰ったのであった。あ、新しい眼鏡買いに行かなくては……


  
 
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コメント

違うネタ混ぜてんじゃんかよww
ところで眼鏡外したら死の線や死の点見えたりしないのか?ww
ネタを混ぜてみたがなんでもないさ気にするな
続き頑張ってねノシ

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